xx 来年こそはシャガールを見上げようかと。†Gone with the fiend~ロックばかり聴いてちゃダメよ! 忍者ブログ
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平日を自由に使える立場である今、上野へ美術鑑賞に行くのも気が楽だ。(半分強がり)
おそらく休日は混雑するであろう、「ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」。

■展覧会公式はこちら
http://marc-chagall.jp/

日本人受けするタッチで描かれたシャガールの数々。展覧会のタイトルにある『ロシア・アヴァンギャルド』の作品は、あくまでもシャガールの軌跡を追うための資料的役割として、出展されていたような印象だ。

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
端的な感想を述べると、個人的にはシャガールの作品は、こうして一堂に会して見せられるより、どこかの装飾たとえば施設の壁画だったり、天井画だったり、そうした空間で提供されるほうが魅力を感じる。
どうも額縁の中に切り取られたシャガールの絵というのは、ただファンタジックな童話の挿絵みたいでダイナミズムに欠ける。
それは好みの問題だろうから、大声張り上げて言うようなことでもないのだけど。

この展覧会のなかで、目玉となるのは”ロシアとロバ” ではなくて、モーツアルトのオペラ「魔笛」のための舞台美術だろう。
作品のあらすじ自体は神話的なものだそうで、それから考えるとシャガールの描く世界がぴったり合ったのは、当然だったかも知れない。
とくに動物をモチーフにしたキャラクターには、正直、吹き出しそうになってしまった。それらのこっけいな姿は、いわば”ゆるキャラ” である。神出鬼没きわまりないデザインに溢れている。

これなのだ。
シャガールって、額の中ではなくこういう、飛び出す絵本的な世界にこそ発揮される画力を持つ画家ではないだろうかと。

ロシア・アヴァンギャルドは一般的に、カンディンスキーにはじまりロドチェンコ、リシツキーあたりの、構成主義と呼ばれる抽象絵画や造形を指すものだったりする。
そこでのシャガールの位置づけが、この展覧会で、いまひとつ印象に残らなかったのが残念だ。


しかしもっと残念なのは、パリでオペラ座の向かいの通りを何度も往復していながら、
内部見学をせず、シャガールの天井画を拝まなかった、この自分である・・・。   
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